ブルーベリーの品種と3つの系統をやさしく解説

ブルーベリーはノーザンハイブッシュ・サザンハイブッシュ・ラビットアイの3系統に大きく分かれます。それぞれの特徴と代表品種、味の違いを紹介します。

ひとくちにブルーベリーといっても、世界には数百もの品種があり、日本の観光農園でも数十品種を育てているところが少なくありません。品種は大きく3つの系統に分かれ、系統ごとに味わい・粒の大きさ・収穫時期が異なります。系統を知っておくと、ブルーベリー狩りでの食べ比べがぐっと楽しくなります。

ノーザンハイブッシュ系:大粒で風味豊か、寒冷地向き

アメリカ北東部の野生種から生まれた系統で、耐寒性が強く、関東以北〜東北・北海道などの寒冷地に向きます。大粒で爽やかな酸味と豊かな風味があり、甘味と酸味のバランスが良いのが持ち味。収穫期は6月上旬〜7月中旬が中心です。

品種特徴
スパルタン超大粒の早生種。甘みが強く非常にジューシー。収穫期は6月上旬〜下旬。
チャンドラー500円玉大にもなる超大粒品種。強い甘みと適度な酸味。6月下旬〜7月中旬。
レガシー大粒で総合的に優れた食味と評される人気品種。6月下旬〜7月中旬。
レイトブルー標準サイズの晩生種。キレのある酸味が特徴。7月上旬〜下旬。

サザンハイブッシュ系:早い時期から楽しめる暖地向きの系統

ハイブッシュ系を温暖な地域向けに改良した系統で、東北南部〜九州の暖地に対応します。中粒〜大粒で、程よい酸味とすっきりした甘さ。開花・収穫が早く、5月中下旬〜7月頃と、シーズンの先陣を切って楽しめます。

品種特徴
オニール中〜大粒の早生種。甘みが非常に強く、香り豊かでジューシー。5月下旬〜6月下旬。
スター標準サイズですっきりとした甘さ。6月上旬〜下旬。
サミット大粒で酸味が特徴。完熟すると甘みが増す。6月中旬〜7月中旬。
オザークブルー大玉で甘味と酸味の調和がとれ、コクがある。6月下旬〜7月下旬。

ラビットアイ系:甘みが強く、夏本番から晩夏まで

アメリカ南部の野生種由来で、暑さや乾燥に強く、関東以南の温暖地向き。実はハイブッシュ系よりやや小ぶりですが、糖度が高く酸味が控えめで、甘みの強さが魅力です。収穫期は7月上旬〜8月下旬(品種によっては9月まで)と遅めで、夏休みのブルーベリー狩りの主役になります。熟す前の実がウサギの目のように赤くなることが名前の由来といわれます。

品種特徴
ティフブルーラビットアイ系の代表品種。完熟すると香り高く高糖度。7月下旬〜8月上旬。
ブライトウェル小粒ながら甘みが強く食べやすい。7月上旬〜8月上旬。
デライト大粒でマスカット風の爽やかな甘み。8月上旬〜9月上旬。
フクベリー大きめの実で程よい酸味。7月下旬〜9月下旬まで続く極晩生。
食べ比べのコツ:多品種を育てる農園では、同じ日に複数の系統・品種が実っていることがあります。「甘さ重視ならラビットアイ、風味と酸味のバランスならハイブッシュ」を目安に食べ比べてみると、好みの一粒が見つかります。
本記事は公開情報をもとに作成しています(2026年8月時点)。内容の正確性には配慮していますが、品種の特性や時期は地域・気候により異なります。

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