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ブルーベリー農家になるには|新規就農の流れ・必要なお金・国や自治体の支援制度

ブルーベリー農家になるための新規就農の流れ、認定新規就農者のしくみ、就農1年目にかかるお金の目安、経営開始資金や青年等就農資金などの国の支援制度、ブルーベリーを選ぶ理由と注意点を公的資料でやさしく解説します。

「ブルーベリー農家になってみたい」と思ったとき、何から始めればよいのでしょうか。農業を新しく始めることを新規就農といいます。この記事では、新規就農の一般的な流れ、必要なお金の目安、国や自治体の支援制度、そしてブルーベリーを選ぶときのよい点と気をつけたい点を、公的な資料をもとにやさしく説明します。

なお、支援制度の名前や金額、条件は年度ごとに変わります。この記事は2026年10月時点で公式ページを確認した内容です。申し込む前には、必ず農林水産省や都道府県・市町村の最新の公式ページで確認してください。

ブルーベリー農家になるまでの流れ

山梨県の就農支援ページでは、農業を始めるまでの準備を次のような順番で進めることをすすめています。ブルーベリーの場合も基本は同じです。

  1. 情報を集める:インターネット、就農相談の窓口、農業のイベントなどで情報を集めます。
  2. 農業体験・研修:実際に体験したり研修を受けたりして、自分に向いているかを確かめます。
  3. 作物と経営のかたちを決める:ブルーベリーを中心にするか、摘み取り園にするか、出荷や加工をするかなどを考えます。
  4. お金の計画を立てる:自分で用意するお金(自己資金)と支援制度を組み合わせて考えます。
  5. 農地・住まい・機械を確保する:農地を借りたり買ったりするときは、市町村の農業委員会に相談します。
  6. 就農計画をつくる:どんな農業をして、どれくらいの収入をめざすかを計画にまとめます。

農林水産省のページでは、各都道府県の就農相談窓口の一覧(全国新規就農相談センター「農業をはじめる.JP」)も案内されています。まずは住みたい地域の窓口に相談するのが近道です。

「認定新規就農者」になるとは?

国の支援の多くは、認定新規就農者になることが条件になっています。認定新規就農者とは、自分で作った「青年等就農計画」を市町村に認めてもらった人のことです。

認定されると、このあと紹介する経営開始資金、経営発展支援事業、青年等就農資金などの支援を受けられるようになります。

農業を始めるにはどれくらいお金がかかる?

全国農業会議所・全国新規就農相談センターの「新規就農者の就農実態に関する調査」(令和6年度、2025年3月発行)では、就農1年目にかかったお金がまとめられています。果樹で始めた人の数字もあります。

項目全体の平均果樹の平均果樹の中央値
機械・施設などのお金670万円418万円200万円
そのほかの必要経費226万円153万円100万円
営農にかかったお金の合計896万円571万円300万円
営農のための自己資金278万円267万円200万円
生活のための自己資金184万円185万円100万円
就農1年目の売上354万円200万円100万円

(全国農業会議所・全国新規就農相談センター「新規就農者の就農実態に関する調査結果」令和6年度)

「中央値」は、全員を金額順に並べたときにちょうど真ん中の人の金額です。一部の大きな投資をした人に引っぱられにくいので、ふつうの人の感覚に近い数字です。果樹の場合、営農にかかったお金は中央値で300万円、平均で571万円でした。

同じ調査では、新しく農業に参入した人が就農のときに苦労したこととして、農地の確保(72.7%)、資金の確保(70.7%)、営農技術の習得(56.0%)が上位にあがっています。また、果樹で新しく参入した人のうち、農業の所得で生計が成り立っている人は37.0%でした。最初の数年は収入が安定しにくいことを前提に、計画を立てることが大切です。

国の主な支援制度

新しく農業を始める人を応援するため、国は「新規就農者育成総合対策」などの支援を用意しています。主なものを表にまとめます(2026年10月時点の公式ページによる)。

制度どんな支援?金額など主な条件
就農準備資金道府県の農業大学校や先進農家などで研修を受ける間の資金月13.75万円(年間最大165万円)、最長2年間就農予定時に原則50歳未満
経営開始資金就農してから経営が安定するまでの資金月13.75万円(年間最大165万円)、最長3年間独立・自営で就農するときに原則50歳未満。窓口は市町村
経営発展支援事業就農後の機械や施設などの初期投資への補助補助の対象となる事業費の上限1,000万円(経営開始資金を受ける人は500万円)。補助率は国2分の1以内・県4分の1以内独立・自営で就農するときに49歳以下。窓口は市町村
青年等就農資金計画の実現に必要な設備や果樹の導入などのための借入れ無利子、貸付限度額3,700万円(特認1億円)、返済は17年以内(うち据置5年以内)認定新規就農者。日本政策金融公庫が貸し付け

(農林水産省「就農準備資金・経営開始資金」ページ、千葉県「新規就農者への支援」ページ、千葉県「青年等就農資金」ページより。2026年10月確認)

青年等就農資金は、使いみちとして「観光農業施設」の整備や「果樹の導入」、農地の借り賃の支払いなども認められています。苗木を植えてから収穫まで時間がかかるブルーベリーでは、こうした長い返済期間の資金が役に立ちます。

このほか、都道府県や市町村が独自の支援を行っていることもあります。経営開始資金や経営発展支援事業は、申し込みの書類を作る前に、必ず市町村に相談するよう農林水産省のページで案内されています。

ブルーベリーが新規就農で選ばれる理由

東京都や茨城県の資料からは、ブルーベリーが取り入れられてきた理由が見えてきます。

始める前に知っておきたい注意点

最新の情報はどこで確認する?

新規就農の支援制度は、毎年のように名前や金額、条件が見直されます。たとえば農林水産省の経営発展支援事業のページでは、2026年度当初の「経営発展支援事業」とあわせて、2025年度補正予算の「世代交代・初期投資促進事業」も案内されています。次のような公式の窓口で、最新の情報を確認してください。

実際にブルーベリー農園を見てみたい人は、全国のブルーベリー狩り農園一覧から近くの農園を訪ねてみるのもおすすめです。

参考にした資料

本記事は公開情報をもとに作成しています(2026年10月時点)。内容の正確性には配慮していますが、品種の特性や時期は地域・気候により異なります。

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