ブルーベリーの正しい保存方法|冷蔵・冷凍で美味しさをキープするコツ
摘みたてブルーベリーを長く楽しむための保存方法を紹介。冷蔵での日持ち、失敗しない冷凍のやり方、洗うタイミングまで、鮮度を保つコツをまとめました。
自家製ドライブルーベリーは、熱湯で皮に割れ目を入れてから60℃で長時間乾かすのが基本です。アメリカの大学の資料をもとに、オーブン・食品乾燥機・天日干しのちがい、乾燥の目安、カビを防ぐ保存方法を紹介します。
たくさんとれたブルーベリーを、長く楽しむ方法のひとつが「ドライブルーベリー」です。水分をぬいて乾かすと、甘味がぎゅっとつまり、ヨーグルトやシリアル、お菓子に使いやすくなります。この記事では、アメリカの大学の家庭向け食品保存の資料をもとに、自家製ドライブルーベリーの作り方と、オーブン・食品乾燥機・天日干しのちがい、保存のしかたを紹介します。
お店で見かける乾燥ブルーベリーには、大きく2種類あります。
フリーズドライについてはフリーズドライブルーベリーの記事でくわしく紹介しています。この記事では、家で作れる「熱で乾かすドライ」を説明します。
ブルーベリーの皮は、水分を通しにくい性質があります。そのまま乾かすと、なかなか乾きません。そこで、アメリカの大学の資料では、乾かす前に皮に割れ目を入れる下ごしらえをすすめています。
熱湯を使うので、やけどに気をつけてください。お子さんといっしょに作るときは、この作業はおとなが担当しましょう。
コロラド州立大学の資料では、オーブンでも食品乾燥機でも、140°F(60℃)で乾かすとしています。ワシントン州立大学の資料も同じく140°Fで、しわしわで革のような状態になるまで、ふつう24〜36時間かかるとしています。
思ったより長い時間がかかるので、時間に余裕のある日に作りましょう。乾燥中のトレーや天板は熱くなっているので、裏返したり取り出したりするときは、ミトンを使ってやけどに気をつけてください。乾燥がすんだら、すぐに容器に入れず、トレーの上でしっかり冷ましてから次の保存の作業に進みます。
| 方法 | 温度・時間の目安 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 食品乾燥機 | 60℃で24〜36時間(コロラド州立大学) | 温度を一定に保ちやすい | 機種ごとの説明書も確認する |
| オーブン | 60℃。乾燥機の最大2倍ほど時間がかかることがある(コロラド州立大学) | 専用の機械がなくても作れる | 低い温度を長時間保てるか確認する。長時間の運転になるので、そばを離れないようにする |
| 天日干し | 最低でも約29℃(85°F)以上、湿度60%未満がよい。数日かかる(米国家庭食品保存センター) | 電気を使わない | 夜は屋根の下に入れる。虫や鳥よけのあみが必要 |
食品乾燥機については、価格.comマガジンが紹介している機種の説明書で、野菜や果物は50〜70℃で6〜12時間乾燥させるのが目安とされています。ただし、ブルーベリーは皮があって乾きにくいので、大学の資料では24〜36時間と長めになっています。使う乾燥機の説明書もあわせて確認してください。
天日干しについて、アメリカ農務省の支援で運営されている米国家庭食品保存センター(ジョージア大学)は、最低でも85°F(約29℃)が必要で、温度は高いほどよく、湿度は60%未満がよいとしています。外で乾かすには数日かかり、夜はおおいをかけるか屋根の下に入れる必要があります。また、あみを2枚使って、1枚をたなに、もう1枚を虫よけのおおいにする方法が紹介されています。日本の夏は湿度が高い日が多いので、天日干しは天気をよく見て行い、むずかしい場合はオーブンや乾燥機を使いましょう。
乾かしたブルーベリーは、しっかり冷ましてから保存します。
保存期間について、コロラド州立大学は、正しく保存したドライフルーツは6〜12か月もつとしています。米国家庭食品保存センターは、多くのドライフルーツは60°F(約16℃)で1年、80°F(約27℃)で6か月保存できるとしていて、温度が高いほど保存できる期間が短くなります。日本の夏の室内は暑くなりやすいので、冷蔵庫に入れておくと安心です。
手作りのドライフルーツは、お店のものより水分が残っていることがあります。米国家庭食品保存センターは、保存中もこまめに乾いているかを確認し、カビが生えたものは捨てるようにとしています。湿気をすったけれど傷んでいないものは、すぐに食べるか、もう一度乾かします。コロラド州立大学も、へんなにおいがしたり、カビが見えたりするものは捨てるようにとしています。
少しでもあやしいと思ったら、食べずに処分しましょう。
| こまったこと | 考えられること・ヒント |
|---|---|
| 何時間たっても乾かない | 皮に割れ目が入っていないと乾きにくい。熱湯にくぐらせて氷水に入れる下ごしらえをする(コロラド州立大学・ワシントン州立大学) |
| 表面が焦げた | 乾燥の最後のほうは焦げやすい。こまめにようすを見る(コロラド州立大学) |
| 乾きにむらがある | 実が重なっていると乾きにくい。1段にならべ、大きい実はときどき裏返す(コロラド州立大学) |
| 保存中にしっとりしてきた | 湿気をすっている。傷んでいなければすぐに食べるか、もう一度乾かす(米国家庭食品保存センター) |
はじめて作るときは、少ない量でためしてみると、自分の家のオーブンや乾燥機でどのくらい時間がかかるかがわかります。かかった時間や温度をメモしておくと、次に作るときの目安になります。
できあがったドライブルーベリーは、ヨーグルトやシリアルにのせたり、パンやクッキーの生地に混ぜたりして楽しめます。乾かす前の生のブルーベリーをしばらく保存しておきたいときは、ブルーベリーの保存方法と冷凍のコツも参考にしてください。手作りがむずかしいときは、ブルーベリーのお取り寄せでドライやフリーズドライの商品をさがしてみるのもよいでしょう。
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