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アントシアニンとは?ブルーベリーの含有量・吸収・代謝を解説

アントシアニンとは何か、ブルーベリーに何mg含まれるか、体内での吸収や代謝についてわかっていること・まだ不明なことを、研究レビューをもとに整理します。

この記事は一般的な情報の紹介で、医療上の助言ではありません。持病のある方や薬を飲んでいる方は医師・薬剤師にご相談ください。ほかの記事はブルーベリーと健康にまとめています。

ブルーベリーの「健康にいい」という話に、よく出てくるのがアントシアニンです。この記事では、アントシアニンとは何か、どのくらい含まれるのか、体の中でどうなるのかを、研究レビューと臨床試験の記述にもとづいて整理します。なお、ここで主に参照する Kalt らのレビューは、米国ハイブッシュ・ブルーベリー協議会(USHBC)から謝礼を受けて書かれており、著者の一部も同協議会から研究費を受けています(協議会はレビューの設計や実施に関与していないと記載されています)。

わかっていること

アントシアニンは果実に含まれる色素の仲間

アントシアニンは、ブルーベリーの濃い青紫の果皮などに含まれる色素成分です。レビューでは、ポリフェノール類の一つとして扱われています。

含有量の目安:果物による違い

Kalt らのレビューのTable 1には、果物100g(生重量)あたりのアントシアニン量が示されています。サンプル数が少ないものもあるため、あくまで目安です。

果物アントシアニン(mg/100g)サンプル数
ローブッシュ・ブルーベリー4871
ハイブッシュ・ブルーベリー3877
ブラックベリー2454
スイートチェリー1224
紫色の皮のぶどう1201
黒い皮のプラム1162
ラズベリー(赤)925
イチゴ218
リンゴ(赤い皮)126

同じ表で、黄色い皮のリンゴ、バナナ、オレンジ、キウイフルーツなどはゼロと記載されています。

別の目安として、6か月の臨床試験(Curtis ら、2019年)では、フリーズドライ粉末の1カップ分でアントシアニン約364mg、1/2カップ分で約182mgと示されています。数字は出典ごとに別のものとして扱ってください。

吸収と代謝:わかっている範囲

まだはっきりしないこと

アントシアニンだけが働いているのかは、これらの資料からは判断できません。ブルーベリーには他の成分も含まれているため、「アントシアニンの効果」と「ブルーベリー全体の効果」は区別して読む必要があります。

この記事のまとめ

アントシアニンはブルーベリーに多く含まれる色素成分で、含有量はイチゴやリンゴなどより大きい数値が報告されています。一方で、体への吸収率は低く、体内でどんな働きをするかは研究の途中段階です。「アントシアニンを摂ったから◯◯に効く」と断定できる段階ではない、というのが、レビューから読み取れる現時点の整理です。

出典

本記事は公開情報をもとに作成しています(2026年10月時点)。内容の正確性には配慮していますが、品種の特性や時期は地域・気候により異なります。

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