1〜2年目の苗の花は摘むべき?|花芽を落とす理由と実をつける時期
植えて1〜2年目のブルーベリーの花は摘むべきかを、県や大学、種苗会社の資料をもとに解説。花芽を落とす理由、花芽と葉芽の見分け方、摘む時期と方法、実をつけ始める年数の目安、摘んだあとの肥料や摘心の管理までわかります。
読む →ブルーベリー剪定の基本を解説します。冬剪定と夏剪定の時期、花芽の見分け方、残す本数と更新の目安、若木と成木の違い、鉢植えの例、よくある失敗とQ&Aを、栽培指針や園芸メーカーの資料をもとに分かりやすくまとめました。
ブルーベリーは放任すると細い枝が混み合い、実が小さく甘みも乗りません。剪定の目的は「花芽を適正な数に絞る」「風通しと日当たりを確保する」「古い枝を若い枝に入れ替える」の3つです。
このページでは、剪定の時期、花芽の見分け方、切る枝と残す枝の選び方、本数や長さの目安、手順、よくある失敗までをまとめます。
落葉後の休眠期に行います。暖地〜関東の平地では12〜2月、雪の多い地域では雪解け後の3月〜4月上旬が目安です。北海道などでは、芽が膨らんで緑が見えたら遅いので、4月中旬までに終えます。凍害の危険がある地域では、危険な時期を過ぎてから、凍害の程度を確認して行います。切るのは次の枝です。
徒長枝の先端を3分の1程度切り、樹の中に光を入れる軽い剪定です。花芽は7月下旬(ハイブッシュ系)〜8月上旬(ラビットアイ系)頃から作られ始めるため、強く切るのは遅くとも7月上旬までにします。収穫後の8月後半〜10月初旬に、徒長枝やサッカーを整理する程度にとどめる方法もあります。切りすぎると翌年の花芽を失います。
茶色くひび割れた5〜6年以上の古い枝は、夏ではなく冬の剪定で切ります。
園芸メーカーの手引きでは、6月頃、樹冠内の30cm以上の新梢や、株元から伸びた長く太い新梢(60〜100cm)の先を、伸びた長さの4分の1〜3分の1ほど切り取ります。枝分かれが増え、横に広がるコンパクトな樹形になります。
冬になると1年枝の先端に丸くふくらんだ芽が3〜4個並び、その下に細く尖った芽が続きます。丸い方が花芽、尖った方が葉芽です。花芽は枝の先端から基部へ向かって約3分の1の範囲につき、残りの約3分の2は葉芽です。花芽がつくのは1年枝だけです。
花芽1つから5〜10個前後の花が咲くので、1枝に残す花芽はハイブッシュ系で3〜5個、ラビットアイ系で5〜10個が目安です。同じ枝に10個以上並んでいる場合は、途中で切って減らします。枝の先端が葉芽になるように切ると、先端の葉からも養分が届いて果実が太ります。
| 枝の状態 | 扱い |
|---|---|
| 爪楊枝ほどの細い小枝 | 大粒の実がつきにくいので切る |
| 割り箸ほどの太さ以上の枝 | 来夏の実に重要なので残す |
| その中間の太さ | 樹の状態を見て、最後の仕上げで判断する |
| 古くて樹皮が荒れ灰色がかった枝 | 根元から切り、新しいシュートと交代させる |
| 実をつけ終えた結果枝 | 翌冬に切り戻す |
| 内向き・交差・平行する枝 | 切る |
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 成木の主軸枝 | 根元から立ち上がる太めの枝を5〜8本程度(資料により4〜5本、ラビットアイ系は10本程度という例もあります) |
| 古枝の更新 | 毎年1〜2本を根元から切る(米国の指針では1〜3本、全体の10〜20%) |
| 1回に切る量 | 全体の2〜3割まで |
| 主軸枝の寿命 | 5年生以降は収量が減るため更新。5〜6年ほどで実つきが落ちてくる |
| 結果枝(6本以上ある場合) | 5本以内に減らす |
| 1年に伸びる量 | 30〜35cmを大きく超える場合は伸びすぎ |
ラビットアイ系は「迷ったら切る」、ハイブッシュ系は「迷ったら残す」を意識するとよい、という栽培者の助言もあります。
栽培者の経験では、剪定は一度で終えず、3回ほどに分けて少しずつ仕上げると失敗が少ないと紹介されています。最初は花芽を少し多めに残し、受粉不良なども見越して、目標の収穫量に近づけていきます。
| 樹齢 | 剪定の考え方 |
|---|---|
| 植え付け時 | 30cm以上の長い枝だけを半分ほど切り詰める(園芸メーカー)。米国の資料では、裸苗は上部の3分の2、ポット苗は2分の1を切り、勢いのある立ち枝を1〜3本残す |
| 1〜3年目 | 花芽を落とし、新梢を半分ほど切り戻して株づくりを優先。樹高60cm以下の幼木は花芽をすべて落とす |
| 2〜3年目の冬 | 枝同士が当たらないよう間引き、30cm以上の長い枝だけ先端を3分の1ほど切り詰める。短い枝は翌年結実するので残す |
| 4年目以降 | 花芽の間引きと古い主軸枝の更新で収量と品質を安定させる |
| 6年目以降 | 古い主軸枝を根元から切り、シュートと交代させる |
詳しい樹齢別の手順は樹齢別の剪定と更新を参照してください。
| 栽培年数 | 剪定内容 |
|---|---|
| 1〜3年目 | その年に伸びた枝(花芽を含む)を半分の長さに切る |
| 3〜4年目 | 花芽を2分の1ほど残して切り戻す。細く短い枝、内向きの枝は根元から切る |
| 5年以降 | 前回の結果枝を切り戻し、花芽はラビットアイ系で3分の1、ハイブッシュ系で2分の1を残す。5年以上たった主軸は根元から切る |
凍害の程度を見てから、3月〜4月上旬に行います。
12〜2月の落葉期が適期です。ハイブッシュ系は11月頃、ラビットアイ系は12月頃から花芽が見分けやすくなります。ラビットアイ系は花芽がはっきりする12月以降に切ると失敗が少なくなります。
冬剪定の枝は3〜4月の休眠枝挿し、夏剪定の枝は6〜7月の緑枝挿しに使えます。方法は挿し木の増やし方で説明しています。使わない枝は、病害虫の原因にならないよう早めに処分します。
A. 毎年、冬に行うのが基本です。若いうちは軽く、5〜6年目からは古い枝の更新を加えます。
A. 1回で全体の2〜3割までが目安です。迷ったら少なめにし、翌年に続きを行います。
A. 翌年の実は少なくなりますが、枝は伸びます。若木なら株づくりの期間と考えてかまいません。次の冬は、枝先を全部切りそろえないよう注意します。
A. 徒長枝の先を3分の1ほど切る軽い剪定なら可能です。強い剪定は花芽を落とすので避けます。
A. 考え方は同じです。鉢植えのひこばえは3〜4本にとどめ、弱く細いものは根元から切ります。
A. 春の元肥を与えます。量や時期は肥料の与え方を参考にしてください。月ごとの作業は1月・2月のページでも確認できます。
初心者は絶対にやらなくてはいけないブルーベリーの剪定教えます【ガーデニング】【園芸】【育て方】 — 「カーメン君」ガーデンチャンネル
超最低限剪定 ~これだけはやっておいてね~ — ブルーベリー狩り体験園 むかいさんちの農園
【日本一わかる】ブルーベリーの花芽剪定・調整をパターン別に解説します — 園芸農家イシヅキちゃんねる
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読む →ブルーベリーの剪定を樹齢別に解説します。1年目の花芽除去から、4〜6年目の主軸枝の更新、10年以上の老木の若返りまで、切る時期、残す本数、切る枝と残す枝の見分け方、よくある失敗とよくある質問を、早見表つきでわかりやすくまとめました。
読む →初心者が育てやすいブルーベリー品種を、当サイトの品種図鑑の栽培難易度と各品種ページの育てやすさ・耐病性・土壌適応性の記述から選び、系統別の表にしました。注意点も併記し、順位は付けていません。
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