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デュークDuke

ノーザンハイブッシュ系 ・ 早生 ・ 大粒

ノーザンハイブッシュ系早生大粒育てやすさ: 易
デュークの実
デュークの実 — 撮影:Oleg Bosyy(CC BY-SA 3.0・Wikimedia Commons)
デューク(オランダの園芸博覧会)
デューク(オランダの園芸博覧会) — 撮影:阿橋 HQ(CC BY-SA 2.0・Wikimedia Commons)

デュークは1987年に作出されたノーザンハイブッシュ系の早生品種です。果実は19〜22mmの大粒で粒ぞろいがよく、果肉はやや硬くしまり、ブルーム(果粉)が多くて見た目も美しいと紹介されています。味は酸味と甘みのバランスがよく、平均糖度は12〜14度との記載があります。樹勢が強く丈夫で育てやすく、豊産で収穫時期もそろうため、生食のほか生ジュース用にも多く使われます。海外の苗木会社の説明でも、早生のノーザンハイブッシュの代表格で、寒い地域から暑い地域まで適応力が高く、機械収穫の有力候補とされています。一方で水切れには弱いため、特に4月下旬から8月は水やりに注意が必要です。植え付け1年目は少量の収穫にとどめ、3年生以上から本格的に収穫を楽しめるとされています。

デュークの特徴をでチェック

甘さ★★★★★
酸味★★★★★
粒の大きさ★★★★★
育てやすさ★★★★★
寒さへの強さ★★★★★
暑さへの強さ★★★★★

根拠:味: 酸味と甘みのバランスがよく糖度12〜14度 / 糖度 12〜14度 / 粒: 大粒 / 育てやすさ: 易。は下の「参考情報」の資料にある言葉や数字から5段階にしたものです(記載がない項目は「−」)。

デュークはこんな方におすすめ

※育てやすさ・味・粒の大きさ・耐寒性などの記載から選んでいます。

英名Duke
系統ノーザンハイブッシュ系
収穫時期6月上旬〜6月下旬(関東平地の目安)
果実の大きさ大粒
味の特徴甘みと酸味のバランスが良いマイルドな味で、果肉がギュッと締まった優れた食感。収穫後に香りが出てくるタイプ。
耐寒性強い(北部の寒冷地でも良好)
耐暑性普通
栽培適地東北地方〜九州の高冷地(暖地では接木苗や鉢植えでの栽培が無難)
低温要求量多い(高冷地向き。Fall Creek社の分類ではHigh Chill)
育てやすさ易
用途生食向き、生ジュース、加工(冷凍・ジャム)
育て方の基本は3系統の違いと選び方や栽培ガイドを、系統の解説はまめ知識をご覧ください。収穫時期は地域・年によって前後します。苗の買い方はブルーベリー苗木の選び方と購入先にまとめています。

デュークのおすすめ地域

資料にある栽培適地:東北地方〜九州の高冷地(暖地では接木苗や鉢植えでの栽培が無難)

寒い地域(北海道・東北・高冷地)◎
暖かい地域(関東以西の平地・九州など)○

◎=向いている ○=ふつう △=やや工夫が必要。耐寒性・耐暑性の記載から判定した目安です。地域ごとの品種選びは寒い地域向き・暖かい地域向きもどうぞ。

デュークの来歴

ニュージャージー州原産のノーザンハイブッシュ系で、1987年に作出されました。交配親は(アイバンホー×アーリーブルー)×192-8と記載されています(花ひろば)。

デュークの特徴

デュークの育て方のポイント

植え付けは、暖地では9月中旬〜12月上旬の秋植え、寒冷地では2〜3月が適期です。土は弱酸性のpH4.3〜4.8を好み、日当たりのよい場所が向きます。4月下旬〜8月は半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなります。水切れに弱いので、特に4月下旬〜8月と花期は注意してください。肥料は3月、5月下旬(硫酸マグネシウム)、12〜2月(寒肥)が目安です。若木は実をつけすぎないよう気をつけ、植え付け1年目は少量の収穫にとどめます。梅雨の多雨による根腐れにも注意が必要です。植栽適地は東北地方から九州の高冷地とされています。

受粉と相性のよい組み合わせ

自家結実性は弱く、1本でも実はなりますが、近くに別のノーザンハイブッシュ系品種を植えると結実しやすくなります。推奨受粉樹としてブルークロップ、アーリーブルー、ブルーレイなどが挙げられています(花ひろば)。

受粉のしくみは受粉と結実で詳しく解説しています。

鉢植えで育てられる?

鉢植えにも対応しています。ブルーベリー用の土か、培養土にピートモスを混ぜた土を使い、根が細かく根詰まりしやすいため2年ごとの土の入れ替えが勧められています。鉢増しは11月か3月、夏のベランダでは朝夕2回の水やりが必要になることがあります。

鉢植えの始め方は鉢植え栽培の始め方へ。

収穫時期と食べ方

収穫は6月中旬〜下旬(花ひろば)、6月上旬〜下旬(ブルーベリーファクトリー)とされ、美味しい時期は短めです。用途は生食とジュースで、果汁が多く生ジュースに多く使われます。海外では生食・加工の両方に向くとされています。

育てるときの注意点

水切れに弱く、花期に水切れすると花や果実が落ちることがあります。梅雨の多雨では根腐れに注意が必要です。高温・多湿・根腐れなどで秋冬以外に葉が紅葉することがあります。病害虫はほとんどつきませんが、高温多湿時にまれにイラガが出ます。海外の説明では、長期間にわたり樹勢を保つのが難しい場合があり、良い栽培地と安定した管理が必要とされています。

デュークのよくある質問

Q. 1本だけでも実はなりますか?

1本でも実はなりますが、自家結実性は弱いため、近くに別のノーザンハイブッシュ系品種を植えると結実しやすくなります。

Q. 収穫時期はいつごろですか?

日本の苗木店の説明では6月上旬〜下旬ごろで、美味しい時期は短いとされています。

Q. 鉢植えでも育てられますか?

育てられます。ブルーベリー用の土を使い、2年ごとの土の入れ替えと、夏の水切れ対策が大切です。

デュークの紹介動画

【デューク】品種解説動画 — ブルーベリーファームおかざき 公式チャンネル

デュークを栽培している農園

デュークに近い品種はこちら

同じ系統の品種

ノーザンハイブッシュ系極早生中粒〜大粒 動画あり

アーリーブルーEarliblue

酸味と甘みの調和に優れた濃厚でクラシカルな味わい。ほのかな香気があり、果肉の締まりも良い。

6月上旬〜6月下旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味★★★★★
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →
ノーザンハイブッシュ系極早生中粒 動画あり

ウェイマウスWeymouth

甘みと酸味のバランスが良く、早摘みしても酸っぱくなりにくい。ただし果肉はやわらかめで、風味は他の名品種にやや劣るとする評価もある。

5月下旬〜6月中旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味★★★★★
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →

品種を比べるならブルーベリー品種ランキング(甘い・大粒・育てやすい・農園で多い)もどうぞ。

参考情報(出典)

この品種のページは、次の5件の資料をもとに書いています。