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プリンスPrince

ラビットアイ系 ・ 早生 ・ 中粒

ラビットアイ系早生中粒育てやすさ: 普通(樹勢が強く繁殖は容易ですが、早咲きのため遅霜と雨による裂果に注意が必要です)

プリンスは、米国農務省(USDA-ARS)がミシシッピ州ポプラビルの研究所で育成したラビットアイ系の早生品種です。MS 598とFL 80-11の交配から1996年に選抜され、MS 706の名で試験されました。既存のラビットアイより7〜10日早く収穫でき、南部ミシシッピでは5月下旬〜6月上旬に熟します。果実は中粒で、色・硬さ・風味が良く、果実の付け根の跡(果梗痕)は乾いています。甘みと穏やかな酸味があり、樹勢が強く豊産です。一方で開花が早いため遅霜の被害を受けやすく、雨にあたると裂果することもあります。そのため、同時期に咲くクライマックスなどのラビットアイと混植し、防霜対策を取りながら育てる品種として紹介されています。

プリンスの特徴をでチェック

甘さ★★★★★
酸味★★★★★
粒の大きさ★★★★★
育てやすさ★★★★★
寒さへの強さ−
暑さへの強さ−

根拠:味: 甘みと穏やかな酸味。可溶性固形物が高い / 粒: 中粒 / 育てやすさ: 普通(樹勢が強く繁殖は容易ですが、早咲きのため遅霜と雨による。は下の「参考情報」の資料にある言葉や数字から5段階にしたものです(記載がない項目は「−」)。

プリンスはこんな方におすすめ

※育てやすさ・味・粒の大きさ・耐寒性などの記載から選んでいます。

英名Prince
系統ラビットアイ系
収穫時期5月下旬〜6月上旬(米国ミシシッピ州南部)
果実の大きさ中粒
味の特徴甘みと穏やかな酸味があり、糖度は同じ早生のクライマックスやブライトウェルより高いと報告されています。
耐寒性耐寒性の等級は示されていません。開花が早く、遅霜で花や果実が傷むことがあり、防霜対策が必要な場合があります。
栽培適地米国では南部(ミシシッピ州沿岸部など)向けとされています。日本での栽培適地は出典に記載がありません。
低温要求量300〜400時間(Extension資料)
育てやすさ普通(樹勢が強く繁殖は容易ですが、早咲きのため遅霜と雨による裂果に注意が必要です)
用途早い時期の生食向け(出典では早出し生食市場に適するとされています)
育て方の基本は3系統の違いと選び方や栽培ガイドを、系統の解説はまめ知識をご覧ください。収穫時期は地域・年によって前後します。苗の買い方はブルーベリー苗木の選び方と購入先にまとめています。

プリンスのおすすめ地域

資料にある栽培適地:米国では南部(ミシシッピ州沿岸部など)向けとされています。日本での栽培適地は出典に記載がありません。

寒い地域(北海道・東北・高冷地)−
暖かい地域(関東以西の平地・九州など)−

◎=向いている ○=ふつう △=やや工夫が必要。耐寒性・耐暑性の記載から判定した目安です。地域ごとの品種選びは寒い地域向き・暖かい地域向きもどうぞ。

プリンスの来歴

2008年にUSDA-ARSが公開品種として発表。MS 598×FL 80-11の交配から1996年に選抜、MS 706として2000年から試験され、2003〜2009年の評価データが報告されています。

プリンスの特徴

プリンスの育て方のポイント

繁殖は容易で病気の報告はないとされています。早咲きのため、遅霜の危険がある地域では防霜対策を検討します。

受粉と相性のよい組み合わせ

クライマックス、セイボリー、プレミアなど同じ時期に咲く早咲きのラビットアイと混植します。開花の遅いブライトウェルやバーノンは受粉樹に向きません。

受粉のしくみは受粉と結実で詳しく解説しています。

収穫時期と食べ方

5月下旬〜6月上旬(米国南部)に収穫。出典では早出しの生食市場に適するとされています。

育てるときの注意点

開花が早く、遅霜で花や果実が傷むことがあります。室内試験でもクライマックスやブライトウェルより裂果しやすく、圃場でも雨による裂果が見られました。

プリンスのよくある質問

Q. プリンスの特徴は何ですか?

米国農務省が育成したラビットアイ系の早生品種で、既存のラビットアイより7〜10日早く熟し、樹勢が強く豊産です。

Q. プリンスの受粉樹は何が良いですか?

同じ時期に咲くクライマックス、セイボリー、プレミアなどが適しています。開花の遅いブライトウェルやバーノンは向きません。

プリンスを栽培している農園

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同じ系統の品種

ラビットアイ系極早生中粒 動画あり

クライマックスClimax

甘みと酸味のバランスがよく、ラビットアイの早生としては風味がよい。糖度12.5〜16度。果肉は締まっている。

6月下旬〜7月下旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味★★★★★
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

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ラビットアイ系早生中〜大粒

USDAスパイアーズUSDA-Spiers

ASHS資料では風味は優れるとされています(Extension資料には風味の記述はありません)。

5月下旬〜6月中旬(米国ミシシッピ州南部)

甘さ− 酸味−
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

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ラビットアイ系早生中粒 動画あり

アラパハAlapaha

甘みが強く、種や皮の存在感が少なく食べやすい。果粉が多く見た目も美しい。

7月上旬〜7月下旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味−
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

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参考情報(出典)

この品種のページは、次の3件の資料をもとに書いています。