いまの旬:オフシーズン来季のブルーベリー狩りは例年4月上旬からお取り寄せ 286商品品種図鑑 146品種掲載農園 726園

ブライトウェルBrightwell

ラビットアイ系 ・ 早生 ・ 中粒〜大粒

ラビットアイ系早生中粒〜大粒育てやすさ: 易
ブライトウェル(筑波実験植物園)
ブライトウェル(筑波実験植物園) — 撮影:小石川人晃(CC BY-SA 4.0・Wikimedia Commons)
ブライトウェル(筑波実験植物園)
ブライトウェル(筑波実験植物園) — 撮影:小石川人晃(CC BY-SA 4.0・Wikimedia Commons)

ブライトウェル(Brightwell)は、ジョージア大学が1983年に発表したラビットアイ系の早生品種で、交配親はティフブルー×メンディトゥーです。樹勢が強く直立性で育てやすく、豊産で実つきが安定し、米国の資料でも霜害後の2002年などの年に最も安定して実った品種の一つとされています。果実は皮が柔らかく、種が目立ちにくく、甘みが強いのが特徴で、平均糖度は14〜16.3度です。開花が遅めのため晩霜に強いとされます。日本の収穫は7月上旬〜8月下旬が目安です。なりすぎると小粒になるため、摘蕾や剪定で着果を調整するのがよいとされています。耐暑性・耐乾性は強く、植栽適地は東北〜九州とされています。鉢植えにも適しています。

ブライトウェルの特徴をでチェック

甘さ★★★★★
酸味−
粒の大きさ★★★★★
育てやすさ★★★★★
寒さへの強さ★★★★★
暑さへの強さ★★★★★

根拠:味: 甘みが強い。糖度14〜16.3度 / 糖度 14〜16.3度 / 粒: 中粒〜大粒 / 育てやすさ: 易。は下の「参考情報」の資料にある言葉や数字から5段階にしたものです(記載がない項目は「−」)。

ブライトウェルはこんな方におすすめ

※育てやすさ・味・粒の大きさ・耐寒性などの記載から選んでいます。

英名Brightwell
系統ラビットアイ系
収穫時期7月上旬〜8月上旬(関東平地の目安)
果実の大きさ中粒〜大粒
味の特徴皮が柔らかく甘みが強く、ジューシーで食べやすい。糖度14〜16度。ラビットアイ特有の種のザラつきが少なめで万人向けの味。
耐寒性普通
耐暑性強い
栽培適地東北南部〜九州・沖縄を除く暖地全般
低温要求量350〜400時間
育てやすさ易
用途生食向き。摘み取り園・家庭果樹の定番
育て方の基本は3系統の違いと選び方や栽培ガイドを、系統の解説はまめ知識をご覧ください。収穫時期は地域・年によって前後します。苗の買い方はブルーベリー苗木の選び方と購入先にまとめています。

ブライトウェルのおすすめ地域

資料にある栽培適地:東北南部〜九州・沖縄を除く暖地全般

寒い地域(北海道・東北・高冷地)○
暖かい地域(関東以西の平地・九州など)◎

◎=向いている ○=ふつう △=やや工夫が必要。耐寒性・耐暑性の記載から判定した目安です。地域ごとの品種選びは寒い地域向き・暖かい地域向きもどうぞ。

ブライトウェルの来歴

ジョージア大学が1983年に発表しました。交配親はティフブルー×メンディトゥーです。

ブライトウェルの特徴

ブライトウェルの育て方のポイント

ラビットアイ系は弱酸性(pH4.3〜5.3)を好みます。地植えはピートモス約3割と堆肥約2割を混ぜ、10cm以上マルチングします。水切れしやすく、特に夏と初夏〜9月の乾燥に注意が必要で、ベランダ栽培では朝夕2回の水やりが目安です。剪定は込み合った枝を間引く程度で足り、4年以上たち花つきが落ちた枝は若い主軸と入れ替えます。米国の資料では、なりすぎ(過着果)で翌年の花つきが悪くなる場合があるため、剪定と収穫後の管理が重要とされています。寒冷地では冬の植え付けを控えます。

受粉と相性のよい組み合わせ

自家結実性は弱く、ラビットアイ系の別品種を近くに植えます(花ひろば)。推奨受粉樹はティフブルー、デライト、グロリア、ウッダード、ガーデンブルー、クライマックス、ブライトブルー、フェスティバル、パウダーブルー、ホームベル、メンディトゥーです。米国の資料では、部分的に自家結実し、アラパハ、オースティン、パウダーブルー、プレミアが受粉樹として挙げられています。

受粉のしくみは受粉と結実で詳しく解説しています。

鉢植えで育てられる?

鉢植えに適し、栽培用途にコンテナも挙げられています。根詰まりや過湿になりやすいため、2年ごとの土の入れ替えが勧められています。鉢増しは11月か3月に行います。

鉢植えの始め方は鉢植え栽培の始め方へ。

収穫時期と食べ方

日本では7月上旬〜8月下旬が目安です。用途は生食とジャムです。米国の資料では、ジョージア州南部で6月上〜中旬から7月中旬まで、収穫期間は約35日とされています。

育てるときの注意点

米国の資料では、雨が続く成熟期に裂果が出ることがあり、また、なりすぎで翌年の花つきが悪くなることがあります(花ひろばでは雨による裂果は少ないとされ、記載に差があります)。葉の斑点病が問題になる圃場もあります。若木は実をならせすぎないようにし、花期の水切れにも注意します。

ブライトウェルのよくある質問

Q. ブライトウェルの受粉樹は何がよいですか。

自家結実性が弱いため、ティフブルー、パウダーブルー、ガーデンブルーなど別のラビットアイ系を混植します。

Q. 味や糖度はどうですか。

皮が柔らかく、甘みが強く、平均糖度は14〜16.3度とされています。

Q. 鉢植えでも育ちますか。

鉢植えに適しているとされ、2年ごとの土の入れ替えが勧められています。

Q. 霜には強いですか。

開花が遅めのため晩霜害に強いとされ、米国の資料でも凍害の後に安定して実った品種の一つとされています。

ブライトウェルの紹介動画

【ブライトウエル】品種解説動画 — ブルーベリーファームおかざき 公式チャンネル

ブライトウェルを栽培している農園

ほか10件。農園一覧で探せます。

ブライトウェルに近い品種はこちら

同じ系統の品種

ラビットアイ系極早生中粒 動画あり

クライマックスClimax

甘みと酸味のバランスがよく、ラビットアイの早生としては風味がよい。糖度12.5〜16度。果肉は締まっている。

6月下旬〜7月下旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味★★★★★
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →
ラビットアイ系早生中〜大粒

USDAスパイアーズUSDA-Spiers

ASHS資料では風味は優れるとされています(Extension資料には風味の記述はありません)。

5月下旬〜6月中旬(米国ミシシッピ州南部)

甘さ− 酸味−
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →
ラビットアイ系早生中粒 動画あり

アラパハAlapaha

甘みが強く、種や皮の存在感が少なく食べやすい。果粉が多く見た目も美しい。

7月上旬〜7月下旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味−
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →

品種を比べるならブルーベリー品種ランキング(甘い・大粒・育てやすい・農園で多い)もどうぞ。

参考情報(出典)

この品種のページは、次の5件の資料をもとに書いています。