いまの旬:オフシーズン来季のブルーベリー狩りは例年4月上旬からお取り寄せ 286商品品種図鑑 146品種掲載農園 726園

ハーバートHerbert

ノーザンハイブッシュ系 ・ 中生 ・ 大粒

ノーザンハイブッシュ系中生大粒育てやすさ: 普通

ハーバートは、1952年に育成されたノーザンハイブッシュ系の中生〜晩生の大粒品種で、米国農務省が1960年に推奨した「ビッグセブン」の一つとされます。果皮が薄くやわらかく、果汁が多く、甘みと酸味のバランスがよい濃厚な味わいです。メリーランド大学の資料も、とても大きな実で風味が優れる一方、皮が薄く輸送には向かないと述べています。加熱しても形が崩れにくくジャムに向きます。寒さには非常に強いものの、暑さ・乾燥・日陰には弱いため、暖地では水管理と夏の暑さ対策が欠かせません。植え付けは暖地で秋、寒冷地で2〜3月が適期です。実の味を重視する家庭向けの品種で、収穫したらできるだけ早く食べるのがおすすめです。皮が薄く果汁が多いため、収穫後はできるだけ早く食べるのがよいとされます。

ハーバートの特徴をでチェック

甘さ★★★★★
酸味★★★★★
粒の大きさ★★★★★
育てやすさ★★★★★
寒さへの強さ★★★★★
暑さへの強さ★★★★★

根拠:味: 甘みと酸味のバランスがよい、糖度12〜14.5度 / 糖度 12〜14.5度 / 粒: 大粒 / 育てやすさ: 普通。は下の「参考情報」の資料にある言葉や数字から5段階にしたものです(記載がない項目は「−」)。

ハーバートはこんな方におすすめ

※育てやすさ・味・粒の大きさ・耐寒性などの記載から選んでいます。

英名Herbert
系統ノーザンハイブッシュ系
収穫時期6月中旬〜7月中旬(関東平地の目安)
果実の大きさ大粒
味の特徴濃厚でジューシー。果皮が薄く果肉がやわらかく、舌触りが大変なめらか。ブルームが少なく黒っぽい上質なジャムになる。
耐寒性非常に強い
耐暑性弱い
栽培適地北海道中部〜九州の高冷地(寒冷地向き)
低温要求量800〜1000時間
育てやすさ普通
用途生食向き、ジャム(最適)、ジュース
育て方の基本は3系統の違いと選び方や栽培ガイドを、系統の解説はまめ知識をご覧ください。収穫時期は地域・年によって前後します。苗の買い方はブルーベリー苗木の選び方と購入先にまとめています。

ハーバートのおすすめ地域

資料にある栽培適地:北海道中部〜九州の高冷地(寒冷地向き)

寒い地域(北海道・東北・高冷地)◎
暖かい地域(関東以西の平地・九州など)△

◎=向いている ○=ふつう △=やや工夫が必要。耐寒性・耐暑性の記載から判定した目安です。地域ごとの品種選びは寒い地域向き・暖かい地域向きもどうぞ。

ハーバートの来歴

1952年に育成された品種で、交配はスタンレー×(ジャージー×パイオニア)と紹介されています。米国農務省が1960年に推奨した「ビッグセブン」の一つです。育成者名は確認できた資料に記載がありません。

ハーバートの特徴

ハーバートの育て方のポイント

好む土壌酸度はpH4.3〜4.8で、日向に植えます。夏に半日陰になると花付きが落ちます。暑さと乾燥に弱いため、4月下旬〜夏の水やりに特に注意し、鉢やベランダは乾きやすいので特に気を配ります。3月に専用肥料、5月下旬以降に硫酸マグネシウム、冬に有機肥料を与えます。挿し木苗の若木は太い枝を切り戻して結果枝を促し、4年以上たった枝は間引いて更新します。植え付けは暖地で9月中旬〜12月上旬、寒冷地で2〜3月が適期です。適地は北海道中部〜九州の高冷地とされています。

受粉と相性のよい組み合わせ

自家結実性は弱く、1本でも多少実りますが、他のノーザンハイブッシュ系を近くに植えると収量が安定します。紹介されている品種は、ブルークロップ、アーリーブルー、チャンドラー、デューク、スパルタンです。

受粉のしくみは受粉と結実で詳しく解説しています。

鉢植えで育てられる?

鉢植えに向くと紹介されています。ブルーベリー用土か培養土にピートモスを混ぜたものを使い、細根が詰まりやすいため2年ごとに植え替えます。ただし暑さと乾燥に弱いので、夏の水切れ対策が必須です。

鉢植えの始め方は鉢植え栽培の始め方へ。

収穫時期と食べ方

収穫は7月ごろが目安です(メリーランド大学の資料では晩生に分類)。生食向きで、皮が薄く輸送には向かないため、家庭や摘み取り園で完熟を味わう用途に合います。ジャムにすると風味と食感がよいとされています。

育てるときの注意点

暑さ・乾燥・日陰に弱く、水切れすると花や実が落ちることがあります。皮が薄くやわらかいため輸送・出荷には向きません。高温多湿時にイラガが出ることがあり、夏の根の障害で葉が赤くなることもあります。

ハーバートのよくある質問

Q. なぜ出荷用に向かないのですか?

皮が薄く果肉がやわらかいためで、メリーランド大学の資料も輸送には向かないと述べています。

Q. ジャムに向きますか?

加熱しても実の形が崩れにくく、風味と食感のよいジャムになるとされています。

Q. 暖地でも育てられますか?

暑さと乾燥に弱いため、適地は北海道中部〜九州の高冷地とされています。暖地で育てる場合は水切れと夏の高温対策が重要です。

ハーバートの紹介動画

Blueberries! Bluejay/ Herbert/ Elizabeth Varieties — van1976

ハーバートに近い品種はこちら

同じ系統の品種

ノーザンハイブッシュ系極早生中粒〜大粒 動画あり

アーリーブルーEarliblue

酸味と甘みの調和に優れた濃厚でクラシカルな味わい。ほのかな香気があり、果肉の締まりも良い。

6月上旬〜6月下旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味★★★★★
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →
ノーザンハイブッシュ系極早生中粒 動画あり

ウェイマウスWeymouth

甘みと酸味のバランスが良く、早摘みしても酸っぱくなりにくい。ただし果肉はやわらかめで、風味は他の名品種にやや劣るとする評価もある。

5月下旬〜6月中旬(関東平地の目安)

甘さ★★★★★ 酸味★★★★★
粒★★★★★ 育てやすさ★★★★★

くわしく見る →

品種を比べるならブルーベリー品種ランキング(甘い・大粒・育てやすい・農園で多い)もどうぞ。

参考情報(出典)

この品種のページは、次の5件の資料をもとに書いています。