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ブルーベリーの4月の作業|開花期の水やりと病気・花の管理

ブルーベリーの4月は開花の季節。水切れ対策、若い木のつぼみ摘み、灰色かび病・斑点病の予防、肥料の控え方を、鉢植えの人・庭植えの人それぞれの場合に分けて、自治体や農業試験場などの公開資料をもとにまとめました。

月別作業

4月は、ブルーベリーの花が咲く月です(北九州市の実例では4月に開花)。暖かい地域では新芽がのびて、白くかわいらしい釣鐘状の花が見られます。この時期は、水切れと花まわりの病気に気をつけたい月です。肥料は、中野区の資料によれば5〜6月に追肥を行うので、4月はまだ控えめにします。

この記事は、自治体・農業試験場・園芸資料など公開されている資料に書かれていることをもとにまとめています。資料に月や数量の記載がないことは、無理に書かず「地域や品種で変わります」としています。農薬を使う場合は、必ず製品のラベルで適用と使い方を確認してください。

今月の作業チェックリスト

水やり:4〜5月は水切れに注意

コメリの育て方では、4〜5月の生育期は水切れに注意するとされています。ブルーベリーは根が浅く乾燥に弱いため、秋田県の資料でも土の表面が乾いたときにそのつど水を与えるよう書かれています。

石川花の会の資料にも、植えたあとは水切れに注意とあります。梅雨明けから盛夏にも水切れに注意が必要とされていますので(コメリ)、4月のうちに水やりの習慣をつけておきましょう。水は与えすぎると根が傷みます。土の表面が乾いたかどうかを指で確かめてから与えると失敗が減ります。詳しくは水やりの基本とマルチングの方法をご覧ください。

花と実の管理

若い木はつぼみを摘みます

秋田県の資料では、植え付け後1〜2年の木は、つぼみを見つけるたびに摘み取るとされています。結実させると、木の生育が悪くなるためです。北海道立総合研究機構の資料でも、定植後2年間は花芽を切除して結実させないとされ、3年目ごろに初結実と書かれています。コメリの育て方では、植えて約3年間は幼木の花芽を摘み、4年目ごろから結実させるとあり、資料によって差があります。木の大きさや勢いを見て判断してください。

実をならせてよい木の場合

開花期は雨が続くと花が傷みやすくなります。千葉県の資料では、雨が多く花が落ちにくいときは、風通しをよくし、花弁を落として病害を抑えるとされています。収穫期は6〜9月で、ハイブッシュ系は6月下旬〜7月中旬、ラビットアイ系は7月下旬〜9月下旬とされています(安城市の樹木資料)。くわしくは収穫のタイミングをご覧ください。

肥料:4月は控えめに

中野区の資料では、肥料は2月の寒肥、5〜6月の追肥、7月中旬〜8月は施肥なし、収穫後の9月にお礼肥、という流れです。植え付け後1〜3年の成長期は、肥料をやりすぎないことが大切とも書かれています。4月は、葉の色が薄いなど、生育不良が気になるときだけ、ごく少量を追肥します(秋田県)。北九州市の実例では、2月に与えた肥料が4月ごろから根の動きとともに効き始めるとされています。詳しくは肥料の与え方をご覧ください。

病害虫:開花期の灰色かび病・斑点病

千葉県の資料(平成20〜21年時点)では、4月中下旬の開花期に、灰色かび病と斑点病を防除するための薬剤散布が紹介されています。家庭栽培では、まず薬剤に頼らず、次のような予防をしましょう。

薬剤を使う場合は、資料の時点から登録が変わっていることがありますので、製品のラベルで適用作物、使用時期、希釈倍率を必ず確認してください。秋田県の資料には、定期的な防除は必要なく、急な衰弱などがあれば試験場などに相談する、とあります。くわしくは病気・害虫のページへ。

植え付け・植え替え(寒い地域)

寒い地域では、雪消えを待って植え付けます(秋田県)。4月は、そうした地域での植え付けのピークです。植え方は3月の記事と同じで、ピートモスで根を包み、たっぷり水を与えます。くわしくは3月の作業や庭植えの方法をご覧ください。

挿し木

北海道立中央農業試験場の資料では、さし木の時期は3月下旬〜6月中旬で、4月3日〜6月21日のさし木で発根率が高かったとされています。さし穂の長さは10〜15cm。花芽がついているものや、細すぎる先端(直径約3mm以下)は避けます。詳しくは挿し木の方法へ。

5月以降の害虫に備えて

千葉県の資料(平成20〜21年時点)では、5月下旬にイラガ類・ケムシ類の防除、6月中下旬にはオウトウショウジョウバエの発生が見られる畑で防除と防虫網、6月以降には果樹カメムシ類の飛来に備えた防虫網が紹介されています。また、コガネムシ類の成虫は6〜9月に飛来して葉を食べるとされています。4月のうちに、新芽や葉の裏をこまめに見て、虫が小さいうちに取り除く習慣をつけておくと安心です。次の月の5月の作業では、追肥と害虫対策を詳しく扱います。

4月にやってはいけないこと

資料でみる年間の作業の流れ

4月の作業が年間のどこに位置するのか、中野区花と緑の祭典の資料(ラビットアイ系)と、千葉県・北九州市の資料をもとに整理します。

時期作業
4月開花(北九州市の実例)。4月中下旬は灰色かび病・斑点病の防除時期(千葉県の資料)
4〜5月生育期の水切れに注意(コメリ)
5〜6月追肥(中野区)
6〜9月収穫(千葉県)
7月中旬〜8月肥料は与えない(中野区)
9月お礼肥(中野区)

地域と系統による違い

開花の時期は、地域と品種で前後します。北九州市の実例は4月開花ですが、寒い地域では5月にずれ込むこともあります。この記事の4月の作業は、開花に合わせて読みかえてください。ハイブッシュ系は寒い地域でも栽培に向き、ラビットアイ系は寒冷地では凍害を受けやすいとされています(秋田県)。

鉢植えの人へ

花が咲く時期は、鉢の水切れに注意してください。鉢は土の量が少ないので、晴れて風の強い日は特に早く乾きます。同じ系統の2品種以上を植えないと実がつきにくいとされていますので(安城市の樹木資料)、品種の組み合わせも確認してください。

庭植えの人へ

株元のマルチを整え、混んだ枝を軽く整理して風通しをよくしましょう。植え付け1〜2年目の木は、つぼみを摘みます。肥料は5〜6月の追肥に向けて、量と種類を確認しておきます。

前の月・次の月

3月の作業 / 5月の作業 / 年間カレンダー

本記事は公的機関・種苗会社・園芸情報サイトなどの公開情報をもとに作成しています(2026年10月時点)。数値は目安であり、品種・地域・土壌により異なります。農薬を使用する場合は必ず登録内容とラベルをご確認ください。

参考情報

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