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ブルーベリーの7月の作業|収穫最盛期の水やりと肥料の止めどき

7月は収穫の最盛期。梅雨明けの水切れ対策、マルチ、肥料を控える時期、摘芯、コガネムシ対策を資料に基づいて解説します。

月別作業

7月は、ハイブッシュ系の収穫の後半と、ラビットアイ系の収穫の始まりが重なる、収穫の最盛期です。同時に、梅雨明け後の暑さで水切れが起こりやすい時期でもあります。この月は「収穫」「水やり」「肥料を与えない」の3つを押さえましょう。ここでは県の資料などに実際に書かれている内容だけをもとに、家庭栽培(鉢植え・庭植え)の方と小規模農園の方向けにまとめました。

今月の作業チェックリスト

収穫:最盛期の見極めと扱い方

山口県の資料では、ラビットアイ系(ティフブルーなど)の収穫は7月下旬からが目安です。和歌山県の資料では、旬は7〜8月とされています。埼玉県の摘み取り園の紹介では、ハイブッシュ系は6〜7月、ラビットアイ系は7月下旬から9月上中旬が摘み取りの時期とあります。

収穫の判断は 収穫の時期と見分け方 もご覧ください。

水やり:梅雨明けから盛夏は水切れに最も注意

コメリの解説では、梅雨明けから盛夏にかけて水切れに注意するよう示されています。山口県の月別作業にも、7月は「潅水」と書かれ、梅雨明け後は乾燥させないよう適宜かん水するとされています。秋田県の資料によれば、ブルーベリーは根が深く張らないので乾燥に弱い果樹です。

詳しくは 水やりの基本 と マルチングの方法 をご覧ください。

肥料:7月中旬からは与えない

中野区の栽培資料(ラビットアイ系)では、肥料の年間スケジュールは2月の寒肥、5〜6月の追肥、7月中旬〜8月は与えない、9月がお礼肥とされています。7月に入ったら、追肥は済ませたものとして、新たな施肥は控えましょう。なお山口県の資料では、お礼肥が8〜9月とされているなど、資料により時期が少し異なります(8月の記事で詳しく説明します)。肥料の与え方 も参考にしてください。

剪定:7月初旬の摘芯

コメリの栽培解説では、7月初旬に勢いよく伸びる新梢を摘芯して側枝を出させると、花芽が増えるとされています。摘芯とは、伸びている新しい枝の先端を摘み取る作業です。強い切り戻しではなく、先端を摘む程度の作業です。

夏の本格的な切り返しは、中野区の資料では収穫後すぐ、千葉県の試験資料では9月中旬が適期とされており、8月以降の記事で触れます。収穫の最盛期である7月に、無理に強く切る必要はありません。剪定の基本は 剪定の基本 をご覧ください。

病害虫:コガネムシ類と、実につく虫

千葉県の防除資料には、次のように書かれています。

薬剤は必ず使用前にラベルの対象作物・使用時期・回数を確認してください。見分け方は 害虫の種類と対策 にあります。

鳥害とハチへの注意

山口県の資料では、収穫期間中は10〜30mmの目合いの網で覆うとされています。収穫が最盛期の7月は、網の破れや裾の隙間を点検してください。山梨県の資料には、畑の中にハチなどの虫がいて刺されないよう注意した例があります。収穫中にハチを見かけたら、刺激しないようそっと離れましょう。

挿し木

山口県の月別作業では、7月は「緑枝挿し」の時期に入っています。詳しい手順は今回読んだ資料にありませんでしたので、挿し木に興味のある方は 挿し木の方法 をご覧ください。

鉢植えの人へ

庭植えの人へ

系統による収穫時期の違い

7月はハイブッシュ系とラビットアイ系で状況が違います。ハイブッシュ系は6〜7月(埼玉県)、6月中下旬から(和歌山県)に収穫が始まり、その後半にあたります。ラビットアイ系は7月下旬から本格化します。コメリの栽培解説では、ラビットアイ系は暖地(関東以西)向き、ハイブッシュ系は寒(高)冷地向きとされ、サザンハイブッシュ系は全国で育てられる系統として紹介されています。ご自身の木がどの系統かを、苗のラベルで確かめておくと、収穫と肥料の時期を判断しやすくなります。

受粉と実つき

中野区の資料では、ラビットアイ系は自家受粉しにくいため、同じラビットアイ系の別品種を近くに植えると受粉しやすく、収穫量が増えるとされています。山口県の資料には、ティフブルーの受粉樹としてブライトウェル、ブライトブルー、パウダーブルーが適し、ウッダードの受粉樹にはティフブルーが適すると書かれています。この時期に実つきが少ないと感じたら、翌年に向けて品種の組み合わせを見直す材料になります。

主軸枝の地際を見回る

千葉県の資料には、通年の作業として、主軸枝の地際部を観察し、食害のあと、食入孔、虫ふんを探すことが挙げられています。食入孔があれば針金を差し込んで幼虫を刺し、飛来した成虫は捕殺します。収穫で木に近づく7月は、よい点検の機会です。また、チョウ目害虫(イラガ・ドクガ・マイマイガなど)の幼虫やさなぎは、見つけ次第捕殺するとされています。

7月にやらなくてよいこと

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本記事は公的機関・種苗会社・園芸情報サイトなどの公開情報をもとに作成しています(2026年10月時点)。数値は目安であり、品種・地域・土壌により異なります。農薬を使用する場合は必ず登録内容とラベルをご確認ください。

参考情報

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