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甘い品種・大粒のブルーベリー品種の選び方

甘いブルーベリー品種と大粒の品種を、糖度の記載と果実の大きさの記載から選びました。出典による数値の差も根拠欄に併記し、順位は付けていません。甘さと大きさの両方が記載された品種も紹介します。

品種の選び方

この記事は当サイトの品種図鑑(各品種ページに出典あり)の記載をもとに整理しています。「甘い品種・大粒の品種」を、各品種の糖度と果実の大きさの記載から選びました。

味や大きさは、系統ごとの特徴や樹上での完熟具合でも変わります。系統の違いはブルーベリー3系統の基礎、苗の選び方はブルーベリー苗の買い方をご覧ください。

選んだ基準

順位は付けていません。糖度は出典・測定方法・収穫時期(樹上完熟の度合い)によって幅があり、品種どうしを同じ条件で比べたデータではないためです。大きさも、資料によって「中粒」「特大」などの評価が分かれる品種があるので、根拠欄に出典間の差を併記しました。

甘い品種(23品種)

品種名系統根拠(データの記述)
レカノーザンハイブッシュ系糖度の記載:16度
須川のめぐみノーザンハイブッシュ系「糖度が高く酸味が少ない甘口の味」と記載(数値は記載なし)
サンライズノーザンハイブッシュ系糖度の記載:15度
ノースブルーハーフハイブッシュ系「糖度が高め」と記載(数値は記載なし)
オニールサザンハイブッシュ系糖度の記載:13〜17度。酸味が少ない
スノーチェイサーサザンハイブッシュ系「非常に甘く酸味が少ない」と記載(糖度の数値は記載なし)
スプリングハイサザンハイブッシュ系「非常に甘く酸味が少ない」と記載(糖度の数値は記載なし)
ユーリカサザンハイブッシュ系糖度の記載:14〜17Brix
ブライトウェルラビットアイ系糖度の記載:14〜16.3度
ノビリス(T-100)ラビットアイ系糖度の記載:17〜18度
ブルーシャワーラビットアイ系糖度の記載:15〜16度
パウダーブルーラビットアイ系糖度の記載:14〜17.5度
フェスティバル(T-172)ラビットアイ系糖度の記載:15〜17度
プレミアラビットアイ系糖度の記載:16〜18.8度
アリスブルーラビットアイ系糖度の記載:16〜18.6度
ティフブルーラビットアイ系糖度の記載:12〜18度(完熟果は20度を超えることもあるとの記載)
ホームベルラビットアイ系糖度の記載:14〜20度
ベッキーブルーラビットアイ系糖度の記載:18〜21.6度
バルドウィンラビットアイ系糖度の記載:15〜16.9度
クレイワーラビットアイ系「十分に着色させると非常に甘い」と記載(数値は記載なし)
ラヒラビットアイ系糖度の記載:16度
ウッダードラビットアイ系糖度の記載:12〜20度
マル(ブルーマル)ラビットアイ系糖度の記載:15度

大粒の品種(19品種)

品種名系統根拠(データの記述)
スパルタンノーザンハイブッシュ系19〜21mmの特大粒で玉ぞろいが良い
コビルノーザンハイブッシュ系特大粒(16〜24mm)
チャンドラーノーザンハイブッシュ系世界最大級とされ、栽培者の記録では17〜22mm(最大24〜25mm)
エチョータノーザンハイブッシュ系国内の苗木店と栽培記録は17〜22mmの特大粒(NCSUのページは平均で中粒とする)
ヌイノーザンハイブッシュ系15〜22mmの特大粒
ボーナスノーザンハイブッシュ系特大粒。米国の苗木店は全ブルーベリーで最大級とする
ダロウノーザンハイブッシュ系17〜21mmの大粒で500円玉サイズとされる
トロノーザンハイブッシュ系特大粒(20〜23.5mm)で、ぶどうのような房なり
サンプソンサザンハイブッシュ系果粒は大きい(米国の資料では大〜特大)
エメラルドサザンハイブッシュ系表データは大粒〜極大粒。初期の果で約2.9g
スプリングハイサザンハイブッシュ系フロリダ大学の資料では果径17mm、国内の観光農園は最大7g超の極大粒と紹介
ユーリカサザンハイブッシュ系超大粒で、2.6cmを超えるとの記載
サミットサザンハイブッシュ系17〜22mmの特大粒
トワイライトサザンハイブッシュ系大きさは5段階評価で最高の星5。500円玉サイズになることもある
ノビリス(T-100)ラビットアイ系表データは極大粒。本文は大粒(16〜18mm、最大20mm)と記載
ブルーシャワーラビットアイ系18〜20mmで100円玉サイズ
タイタンラビットアイ系1粒3gを超えることも多い
クレイワーラビットアイ系1粒3gを超えることが多く、タイタンと並びラビットアイ系で最大級
コロンバスラビットアイ系極大粒(米国の資料)。農園の評価表では16〜18mm(最大22mm)

甘さと大きさの両方が記載された品種

上の2つの表の両方に載る品種は次の5品種です:スプリングハイ、ユーリカ、ノビリス(T-100)、ブルーシャワー、クレイワー。

代表的な品種の解説

ベッキーブルー

ラビットアイ系。平均糖度は18〜21.6度と、図鑑で最も高い数値が記載されています。苗木店は甘さを最高評価としています。果実は中大粒(16〜19mm)で、耐寒性はやや弱いとされます。

ノビリス(T-100)

ラビットアイ系。糖度は17〜18度と記載され、皮や種が目立ちにくいとされます。やや癖のある風味で好みが分かれるという記載もあります。

プレミア

ラビットアイ系。平均糖度は16〜18.8度、酸味は少なめとされます。皮が丈夫で裂果が少ない一方、若木は花が奇形になりやすく受粉不良で実つきが悪いことがあると記載されています。

アリスブルー

ラビットアイ系。糖度は16〜18.6度で、甘みと酸味のバランスがよいとされます。豊産性は普通で、結実性はあまり良くないとされます。

フェスティバル(T-172)

ラビットアイ系。平均糖度は15〜17度で、酸味は穏やか、ラビットアイの中でも食味評価が高いとされます。

パウダーブルー

ラビットアイ系。糖度は14〜17.5度で、樹上完熟させると香りがよくまろやかで、パリッとした食感とされます。

ユーリカ

サザンハイブッシュ系の極大粒品種。糖度は14〜17Brix、パリッとした食感とされます。栽培難易度は「やや難」で、開花が早く遅霜の被害を受けやすい点に注意が必要です。

タイタン

ラビットアイ系。1粒3gを超えることも多い極大粒で、風味は良好とされます。雨が続くと裂果が多い点が注意点です。

トロ

ノーザンハイブッシュ系。果実は特大粒(20〜23.5mm)で、果肉が硬く優れた食感と評されます。平均糖度は13〜14度で、栽培難易度は「やや難」、暑さと乾燥に弱いと記載されています。

チャンドラー

ノーザンハイブッシュ系。果実は世界最大級とされ、栽培者の記録では17〜22mm(最大24〜25mm)です。良果率・粒ぞろいが悪く変形果が多いため、十分な剪定が必要とされています。

選ぶときの注意

「樹上で完熟させると甘くなる」と書かれた品種が多く(ティフブルー、ラヒ、マル(ブルーマル)など)、収穫のタイミングで味が変わります。また、枝に実がつきすぎると果実が小さくなるとされる品種も多いため、大粒を狙う場合は摘果が有効です。実つきを安定させる受粉の考え方は受粉と実つきの基礎をご覧ください。

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本記事は公的機関・種苗会社・園芸情報サイトなどの公開情報をもとに作成しています(2026年10月時点)。数値は目安であり、品種・地域・土壌により異なります。農薬を使用する場合は必ず登録内容とラベルをご確認ください。

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